
過去、ダルメシアン柄、ヒョウ柄多数など、牛以外の意匠を開発してきましたが、殆どが子供向け用途 にやさしい印象で図案を作ってきました。 少子化が言われていても、昨今は外国人家族の訪日も顕著に増え、レストランやサービス業において、どの店舗であっても、キッズ用の椅子は減ることはなく、必要となっています。
定番は、象やウサギ、サル、キリンが描かれたパーク (P100) という商品です。 私が考案した、子供が好きなケチャップやカレーのシミが残らない、特化した防汚機能で、恐らく市場ナンバーワンの子供むけレザーに育ったと思います。 色も、時代はLGBTだと言われながらも、マーケティング上のターゲットは、ジェンダーを意識して、やさしいピンク、ブルー、そしてイエローにしています。
定番化のもう一つは、スぺランネ・ピタット (P62)。 ずり落ちないので、小さな子でも安心なだけではなく、やんちゃな子でも、お尻が滑らない分、動きが鈍くなり落ち着かせることができます。
また、キッズコーナーの裏側に、ゼンゼンスベランネ(P107)を使用していただくことで、マットのずれによる転倒がなくなり、安心して遊ばせることができます。 ともに、定番商品として、30年の継続を目指している安心の商品です。

今回の企画では、パークの完成度から改変をやめ、より大人の空間で使用できるアニマル柄を作ろうと思案して、具体的に ”かっこいい” を基準にして図案を作成しています。 大人感を出す苦労よりも、上質なお部屋にも合う柄の大きさに苦心しました。 新しい企画の新しい商品の中で、どれも思いの通りに完璧に商品化できましたが、その中でも、この単純な柄であるキリンは、私のレザー企画の人生の中で集大成的なデザインの商品化だと自負しています。
その理由は、何より、椅子にすると映えル レザー。
① とてもシンプルである。 限りなく、これ以上削れない、シンプルに究極が宿る
② 往年のレザープリントらしさ。チャンバラなら、刀を触れ合うことなく、一刀両断のケサ切り。
③ LED光 当たり前の技術だけで、椅子に仕上げると変身する、質感と存在感。
④ レザー単体での良さよりも、椅子に張った時の良さの方が上回る。
是非、椅子にして体感してください。 どの色も自信をもってお勧めいたします。
大人にもつかえるので、英語のキリン、ジラフなど銘々には時間をかけましたが、シンプルなだけに、キリンというシンプル名に落ち着かせました。
キリン のA3のプレゼンバージョンのデジタルカタログは此方へ
https://www.sincol-group.jp/digitalcatalog/leather2024-2/#page44
キリン のB5のサンプルバーションのデジタルカタログは此方へ
https://sincol-group.jp/digitalcatalog/leather2024-3/#page126
コメント