
エイガは、クリーナ(P31)の成功を受けての、バリエーション開発として、又、エコ商品の拡充の意図として、不変のシリーズづくりで企画したものです。
名古屋のシンコー(私の会社)では、別注織の対応をしていて、バリエーション豊富に無染色織物 BizVAブランドとして、PRをしています。 無染色とは、糸が樹脂の時に色を付けてしまい、染色工程を省くことで、染色に使用する膨大な水、乾燥させるエネルギーが不要になるだけではありません。 その他の加工する温度も低いので、50%以上のエネルギーがセーブでき、エネルギーがCO2だとすると、CO2も半分で良いということになります。 まさに王道エコ商品といえるでしょう。 さらに、次亜塩素酸で拭いても色が落ちない、ノロウィルスやO-157等のアルコール消毒では効果がありませんが、これなら大丈夫という大きなおまけ付ですが、これは膨大な時間と労力をかけて改良してきた結果です。 他社は真似すれば良いだけですから、発信源の様なフリをすることが多いのですが、これは本家本元だと断言できます。
私の経歴など彼方此方で紹介していますが、シンコー㈱に入社して営業職に就くにあたり、生涯のテーマに相応しい何かを見つけるように心がけました。 シンコーの営業は、商品のプロであり、素材の知識、製造の知識、椅子加工にしたときの物性面の知識、ユーザーが喜ぶ色や柄の知識、沢山の勉強や課題をステップアップするように覚えないとナンバーワンになれません。 業界がニッチェだけに、ナンバーワン イコール オンリーワン。 オンリーワンだから良いという世界ではありません。 市場が小さく、それでは食べられませんから。
そこで、椅子用の織物には使われていなかったオレフィン(ポリプロピレン)系樹脂
をテーマにし、勉強、研究をスタートしました。 当時の日本では、糸は、流通がロックされていて、特定の会社でしか扱えないというアドバンテージを与えて、販促されていることが多く、使ってみたかった糸が他社に独占されていて、使用できませんでした。 試作という形で、使用させてもらい、加工温度は低いわ、まともに撚糸は出来ないわ、織れば滑って不良個所だらけだわで、とても使えるものでは在りませんでした。
それから20年。 オリジナルの糸をつくる3度目のチャレンジで、素晴らしい糸が完成。 その糸で織ったものが、クリーナでした。 クリーナは、次亜塩素酸で拭いても良いように改良を加え、コロナ禍でも活躍。 O-157やノロウィルスなど、アルコール消毒では効果がないものでも、次亜塩素酸でふき取れるので、ホテル、飲食、公共施設に向いている、唯一無二の商品となりました。 課題は、色のバリエーションですが、販売数量を伸ばすことで、それらも可能になります。 そこで、もっと汎用性の高い平織でと作ったものがエイガです。 いいなの訛り、えいがや から発想したのも事実ですが、栄華を極める、映画のような成功ストーリーなども含めて、ネーミングを決定したのも同じく事実です。
糸が滑らないように、打ち込みを増やし、糸をケチらずに使っています。
A3のプレゼンバージョンのデジタルカタログは此方へhttps://www.sincol-group.jp/digitalcatalog/textile2023-2/#page48
B5のサンプルバーションのデジタルカタログは此方へ
https://www.sincol-group.jp/digitalcatalog/textile2023-3/#page198
コメント