サンプル帳は、小さな現物を貼ってあります。 椅子屋さんはリピート購入であるので、一度大きな現物で施工や確認していれば、見れば、あれかと分かる、このサイズで十分という前提です。
ユーザーさん、デザイナーさん、施工業者さんなどは、様々なプレゼン提案場面があり、B5サイズのサンプルを無償で提供するサービスで、使い勝手をよくしています。 こうしたサービスも併せてサンプル帳という評価が決まります。 プレゼンで使う前提ですので、余分な台紙やシールは張らず、使用者さんで側で、ゴミを出すことなく、直ぐに切ったり、貼ったりして使える状態でないとなりません。
それにしても、毎日のサンプル出荷枚数は皆さんの想像以上であり、正反からカットして、B5サイズに纏めるのも負荷の大きな作業であり大きなコストです。その後も、運送会社の一方的な値上で、それを運ぶにも言い値、大変なコストがかかります。 又、提案案件が終わればゴミにしかならない環境負荷の塊と言って良いでしょう。 SDGsや環境に優しいという企業が、提案活動で出鱈目にゴミを出す、この様なことだ段々許されなくなってきており、少しずつは変わっていくとは思います。
しかし、企業はサンプルを出さないと、選ばれる機会が減るだけで、代替案を作らないとなりません。
そこで、私が考えたのが、以下全てで、実行しています。
1.サンプル帳を纏めてデジタル化した一般のデジタルカタログにプラスアルファ
ⅰ 此方には、張った椅子の実際の例を順次アップデート 張るとどうなるか確認できます。
ⅱ Amazon Alexaで新旧番号を検索できます。 価格や商品の特徴などアップデートされていきます。
ⅲ 全ての商品にQRコードが付けられ、スマホでより深い内容、開発者のコメントなどが見られます。
2.1のデジタルカタログを再編集した提案ボード型のデジタルカタログで、A3で印刷して其のまま使えるようにしています。
ⅰ 左側に商品、右側にはコーディネートボート
ⅱ 右側 物性データの表記 並びに、各種物性データがダウンロードできるリンク
ⅲ 右側 実際に椅子にした写真集へのリンク
3.全商品をB5サイズで見られるデジタルカタログ
4.全商品を巾なりで見られるデジタルカタログ
5.Amazon Alexaで、商品検索ができる、これはアマゾンエコーが出てから直ぐに対応して、業界初、今日でも当社だけですが、途中改良で、画面に商品が映し出されるなど、手を加えています。 これから、AWSのサーバー内で各種データとAIが組み合わさり、デジタルカタログが映し出されることになると思います。 もっと早く出来ると予想していましたが、AIが認知されるまで、また、我々が使えるコストになるまで、こんなに時間が掛かるとは思いませんでした。
デジタルカタログだけで上記4つを用意しています。 それらに掛かる時間やコストたるや、との思いもありますが、紙と現物サンプルを十万冊という単位で撒いておきながら、我が社は環境に気をつかい、SDGsやってます!というのは大ウソつき、オカシイですよね。 大手程うそつき、コンプライアンス違反という声はありますが、環境にそこまで敏感な最終ユーザーが多い時代ではないのでしょう。 実際には、私が先行していて、後で真似られる、それがこの業界の実態です。
要望で常時サンプル依頼をメールでしたいという話がでます。 一度やりましたが、全色下さい、という仕事上考えにくいケースが大半をしめ、お断りするばかりで返ってご迷惑をおかけしてしまいます。 デジタルカタログで商談する、商習慣のシフトがもう少し普及したら、メールでサンプル依頼を受けることにしています。
サンプル帳の社内マニュアルを社員に要望されることがあります。 スパルタではありません。 社員には『サンプル帳に全部書いてあるから、サンプル帳をよく読んで、全てQRコードでリンクへ飛んで、そこに書いてある全部を読むことがマニュアルに書く一行です。 なので、マニュアル=一行だけ書いてあるのが必要ですか?』と。 一つ一つ商品が全く異なるのですから、販売員の勉強にショートカットなどありません。 プロがプロの為に作る耐久資材ですから、勉強しない人が携わるべき商品ではありません。 事実、全部書いていますが、更に私のブログを読めば良いし、分からないことだけ聞いてくれれば良いわけです。
*上段の絵は、CHAT GPT4に書いてもらいましたが、スペルも絵にしてしまうので、スペル間違えが出力されてしまいます。。。
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