Sincol 新レザー ニバコの張映え

レザー

大き目のドットが、ゆらぎ ラインで人を癒す

ニバコは、137㎝ある巾の広いレザー。 一般の122㎝に比べ、面積で12%多いので、価格も同様に12%分安いのと同じです。 ドット柄は、ハッキリとした柄になり、流行に左右されがちな、デザインをプロデュースする立場からは、結構、扱いにくい課題です。




先ず、ドットの大きさです。 今回は、60㎝近い幅広い椅子に対応する小柄を増やす意味もあり、普段は10インチで考えることが多いのですが、13インチで考えています。 3割柄の大きさアップするという意味ではなく、椅子のサイズに合わせて校正する私なりの独特の考え方です。 そこで、大きいドット、小さいドットを組合せ、最後に気が付かない位の何十分の1に縮小したドット柄をベースにして、全面ドット柄に校正しています。

写真は本番写真を撮る構図を決める段階のスナップ写真です。 サンプル帳では、自然光をつかった空間全体での表現となっています。 自然光を使う場合、ロケ段階で、太陽の位置、時間帯の計算も含め確認しておき、本番ではカメラアングルなど気を使わないとなりません。 神経の使う仕事です。

座っていない状態の椅子は、空間づくりに影響する場合もあります。 其のままで馴染むように、人が安らぎを感じる ゆらぎ を使ってドットの配置を変更。 ニバコが完成しています。 独特の世界観にも見えますが、この柄がどう成長していくのか楽しみです。



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