オリハルコン Sincol 椅子張り紹介

テキスタイル

オリハルコンは、Oreikhalkos ギリシャ語で、哲学者のプラトン(プレイトー)が、クリティアスの中で取り上げている、現代では”未知の合金”のことをさします。 金の次に貴重だったとも言われ、盛られているかもしれませんが、恐らく実在したのでしょう。  哲学と偉そうに言いましたが、大学の一般教養で、未だ英語がマスターしきれていない時のPhilosophy101の授業を理解するのに苦労した覚えがあります。

実家が金属加工を主体としていて、工場の2階に住んでいた時期もあったり、低学年の時から家業として手伝うことも多かった故、その魅力は、普通の人の何倍も知っているつもりです。 金型を起すのに、大きな金属から何時間も掛けて適度な大きさに切りだしたり、図面通りに穴をあけたり、表面を鏡の様に研磨したり、沢山の加工技術も見てきました。 また、親父が加工しやすいように特別に指示してつくらせた合金の話をしてくれたり、見せてくれたり、一緒になって難題について考えたこともありました。 金属は自分で考えて作れるんだ!と気が付いたときの嬉しさ、家業が無いと経験出来ないものかも知れません。 いつか自分の合金をつくりたいと興味を持ったものです。



日本でも、昔の釘は、何百年も錆びないとか聞きますが、実際どうなのでしょうか? 真実かどうかも判りません。 伝説でしかないのか、実は知っている金属か、オリハルコンも同じような類なのかもしれません。

この織物は、ナナコ構造を基本とした変形ナナコ織。 発明者も分からないような古い織り方です。
細い糸で上手に補強しているのでナナコ独特の引掻きに対する弱さがありません。 おっと、忘れていました、日本でですが、ナナコ織は俺が開発したとか言う詐欺師が居ましたが。。。気を付けてください。 織物の歴史で何百年も前からあるものです。 公的機関で、証拠確認の段階で、こんな内容で自分の発明とよく言えたもんだなと、呆れられていましたけれども。 名誉職の人も騙されて、これはこの人の発明だとまで言わせて、詐欺は怖い。 名誉職の人の経歴を傷つけるので、可哀そうなので、突っ込みませんでしたし、誰にも明かしません。

商品は、The 椅子張り。 生地で見て評価してもしょうがなく、椅子にすると重厚感、光沢感、高級感がでるよう細工した織物です。 私が関わる商品は、やっぱりというか、セレクトするだけの輸入品と根本が違いますね。 プロ目線で比較にさえなりません。

オリハルコンのA3のプレゼンバージョンのデジタルカタログは此方へ
https://www.sincol-group.jp/digitalcatalog/textile2023-2/#page88
オリハルコンのB5のサンプルバーションのデジタルカタログは此方へ
https://www.sincol-group.jp/digitalcatalog/textile2023-3/#page360

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