ファーニシングレザー　2024～　１巻発刊

FurnishingLeather2024 ～　The Masters Select 第1巻
Press　Release　プレスリリースされました。

待望の椅子張り用レザ資材、張替え用やプロパー品採用で日本一。　長寿命商品群、100柄954点も用意されています。　簡単に注目品をピックして、私なりに解説してみます。

表紙は３D　表と裏面が心理のようです。　表を見て、出口に見えますか？　入り口に見えますか？
それでは裏を見てください。　さっきと同じに見えますか？　奥の色が黒か白と表裏で変えてあります。　コロナ禍で習慣が変わったり、気持ちが入らなくなったり、怠惰に変わったり、たった少数のSNSが世論の様に扱われて振り回されたり。　それ、全部気持ちで変わります、というメッセージのようです。　椅子は、家具という道具の具が入るものですね。　座って何かをするわけですが、その何かをする道具でもあるわけです。　何事も、明るく良い気持ちで進めることが大事です。

①　SEK制菌マークを認証されたレザーは市場ではとても少ないです。　”バリケード”は、SEIK制菌マークが取れていて、高度医療向にも対応できますね。　ウィルスを嫌う飲食店でも、メンテナンス回数が減るメリットもあります。　15色もあるのがいいですね。　医療業界、介護業界、幼稚園などの育児の場所、キッズコーナーにも勧められるレザーとなります。
②　”シンエルク”は、立派な大きなフのエルク絞。　王道のルックスです。　これ位、迫力あるレザーで椅子を仕上げないと、椅子が空間に負けている例をみると寂しい。　LEDライトに良く反応する細工をし、高級感を更に上げる効果を狙っているのがわかります。　12％増量の137センチ巾があり、大きな椅子に使用できますね。
③　”ヌーキング”　は、大きなシボに大きなアンティーク柄のプリントを施しています。　よりワイルド仕立ての新商品という印象。　12％増量の137センチ巾があり、大きな椅子に使用できます。
④　”コルホネン”は、万能意匠向けにIDC㈱の工房内独自デザインの優れた意匠性。　どの方向に張っても、バランスがとれるように、椅子ならではのデザイン配置にしていて、これぞ、SINCOLの骨頂ではないでしょうか。　他所のは、壁紙に見えるレザーが多く、椅子のプロとしてみると残念ですからね。
⑤　”エクス”は、ストライプが見えたり見えなかったりの驚き。　光の反射で価値観が変わるのは、まるで、自己完結できないのが人生と、悟りを表現しているようです。　これは作ってから分かった魅力ですが、光のあたり方次第で、ストライプが思ったより見えなくなります。
⑥　”ラブーム”は、甘く淡い思い出をテーマ。　徹底的に易しさを表現しています。　小さな意匠で万能タイプであることがキーですね。　淡く見せるプリント、判らないと思いますが、結構な工夫が施されています。
⑦　”ベルグ”　間違いなく、大型新商品でしょう。　ザ・椅子を作るには持ってこい。　椅子にすると本物の超高級テキスタイルに見えるから不思議です。　一からデザインしなおした逸品。
⑧　”ワールド”　椅子を見たのですが、本物のウール織物と見間違えました。　SINCOLのレザーは、何倍も工夫がされていてますが、椅子にして評価してデザインを直していく点が大きな違いでしょうね。
⑨　”マティア”　絶賛一押しです。　新しレザーの幕開けと言って良いですね。　小紋柄を大きく表現する、丁度いいになるまで、試作回数が必要です。
⑩　”トリプルDE”　トリプルで！という面白いネーミング。　一昔前、大ベストセラーのトリプルという商品がありました。　抗菌防汚耐アルコールのトリプル機能ですが、深いシボで、用途によってはシボに油分汚れが溜まってしまうことで、廃番。　深いシボをプリントで錯覚させることで復活させました。　機能はトリプル以上。　売れて当たり前の設計です。
⑪　”コーダ”は、３Dルックで、本物のコーデュロイを表現。　ワザとらしく見える意匠ですが、張るときちんと本物ライクに変わります。　凹凸はないので、強度も十分確保できています。
⑫　”ニバコ”　ドット意匠で、椅子にすると可愛いですね。　フォーマル＆カジュアル両方でお勧め。　使ってみてください。
⑬　”ペネット”は、このサンプル帳全体を表現する３D意匠の新作デザイン。　IDC㈱の工房内でデザインされています。すばらしい仕上がりです。
⑫　”マックス”は、ミリ単位の絞をセンチメートル単位に拡大した意匠です。　レザーのプリント表現として正統派を保っています。
⑬　”キリン”　単純に、かっこいい！　是非、張って欲しいですね。