Sincol 新レザー商品 ラ・ブームを紹介

ラブームと聞いて、! となる世代に向けた商品ではありません。 残念! ではなく、商品コンセプトに、淡い思い出というキーワードがあり、椅子という座るTPOで過ごす時間の中で、過去を振り返ることを想定しています。 座る人のTPOを想像しての企画の裏側を覗ける商品でもあります。
ラブームは、フランスが誇る大女優ソフィー・マルソーのデビュー作で、資料によると当時は13歳だそうです。 私は小学生の高学年でしたか、こんなに可愛い女の子とお話したいというか、当時は小僧ですから彼女なんて言葉ではありませんが、なんとなくでいう彼女にしたい、傍に居て欲しいと思ったものです。 その憧れ度は、初恋以上のものでした。
映画雑誌は写真が多い分、とても高くて、買えません。 当時は、憧れのスターを見るのは、ポスターかレコードジャケットです。 男の多くは天井にポスターを貼って、寝ながら眺めた可愛い世界でした。 うちは姉妹なので、そういうのはNG。 レコードジャケットを見て微笑み、意味も分からない英語を口パクしていました。 最近、スポティファイで、リチャード・サンダーソンが歌うRealityを着たら、歌も下手くそで、英語もチープでした。。。 が、作曲は、偉大なるヴラディーミル・コスマ。 歌無しのオーケストラバージョンを聞くと、納得の行く名作です。
さて 主題歌のRealityどおり、リアルに、そして限りなく淡く、本物の柔らかなキルト生地を再現することに成功しました。 このケースのように、思い出にある感覚は、実際に存在したと同じレベルで記憶され、寸分たがわない 開発方針にそうことになります。 結果的に、狙った意匠性や感性、機能面、物性面、全てが充実した商品が出来上がったわけです。
開発中は何度も聞いたReality そして、映画を見直したLaBoum。 発刊されたあとは、飽きたように聞いていません。 大ヒットしたら、又聞いてみて感情がどう変わるのか、自分を観察してみたいですね。
ラブームのA3のプレゼンバージョンのデジタルカタログは此方へ
https://www.sincol-group.jp/digitalcatalog/leather2024-2/#page26
ラブームのB5のサンプルバーションのデジタルカタログは此方へ
https://sincol-group.jp/digitalcatalog/leather2024-3/#page50

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