塩ビ人生の集大成、塩ビ業界にお礼をしたい思いが強かった6-7年前。
某パートナー工場さんで再利用の塩ビをみて、自分なら社会にもっと喜んでもらえる何かができるのではないかと思案。 色々研究して、裁断した塩ビの破材をお客様から集めて、リサイクルしようと決心がついて具現化を進めた KYKLOS システム。
裁断した後に出る破材の運命は産廃でした。 唯のリサイクルでは、リサイクル後の製品価格が高くなり、ポテンシャルが発揮できずに、市場性が薄くなってしまう。 それでは環境負荷が高まるだけ。 まがい物の環境なんちゃらは、絶対にやりたくない。
思案を続ける中で、苦しみ生んだアイデアが、あるお客様で、出た破材の量だけ、レザーに戻してそのお客様に供給する、塩ビレザーの循環です。 夜中、睡眠が浅い時に、!と思い浮かべ、これだと。 忘れない様に、スマホに書き留めたのを覚えています。 しかし、初期は到底実現性が薄かった。 どうしても、価格転嫁が必要で、それをすると、リサイクルレザーはバージンレザーの倍近い価格になってしまいます。 集荷し、仕分けし、粉砕し、再び仕分け。 粉末状態まで戻して、バージンレザーと一定の配合で混ぜ込んで、均一に攪拌していく、長く、エネルギーのかかるラインになってしまいます。
私の判断では、此れまでの環境対策品はどれも説得力がない。 CO2でさえ、プラントの餌が増えるのだから、プラントを増やして消化させる方が、合理的なのだ。 それをしないという事は、結局眉唾、上手に真実を混ぜた嘘の塊に見えてしまう。 誰が私を説得しても、そう思ってしまうのだから仕方ない。
そこで、① 環境対策費という膨大な費用を掛けている企業さんから、その予算をKYKLOSに出してください。② 産廃処理している費用を私にください。 ③ 私は、リサイクルした商品で儲けるから利益は要らない。 経費が出れば良い。 ④ リサイクルしたレザーは、品質担保された、バージン樹脂と遜色ないものです。 この4つを実現すれば、価格は大きく上がることはなく、安心して使って貰える筈だと、仮説でありながら実行しがいのある策だとして、進めることにしました。
配合を決めたのち、リサイクルによる劣化の確認では、30回を超えるリサイクル処理をしても大丈夫に仕上がり。 大手企業の幹部さん複数名が、アイデアを評価し、取り組む姿勢を見せてくれたことで、投資を決心。 土地、建物、リサイクルの機械、億のお金をつぎ込みました。 部下がKYKLOSという名前を付けてくれ、KYKLOS センターを立ち上げることも出来ました。
KYKLOSを決めたのち、再生のファーストステップの減量処理能力で今後の不足が予想され、効率アップが急務となりました。 結果、高出力、高馬力のモーターに変更です。 その結果、キュービクルの電力供給も大幅にアップすることに。 新たに投資をすることになりました。
ついでに短時間の雨量が多くなっているので、水没防止でコンクリで出来るだけ高い土台をつくり設置完了しました。 10月には処理能力が大幅にアップした状態で再稼働となります。
KYKLOS に月ぎめのパートナー料金と産廃コスト相当量を頂けるお客さまは、当然低価格での提供となります。 破材とリサイクルの量が同一が基本ですので、これらは一般のお客様分の材料になりません。 月極のパートナー料金は無しで、産廃の代わりとしての供給されるPVCレザー分で、一般のお客様分を製造する予定ですが、此方は回収費用やシステムが高くなるので、レザー代金に反映させることになり、リサイクル品としての高い値段での販売となります。



コメント