エリーゼは、洋風な椅子をターゲットに、糸をふんだんに打ち込んだお値打ち高級織物

この商品は、椅子張りテキスタイルで必須のクラシカルな柄で、新しさを求めたもの。 クラシカルなデザインは、そう多くは売れず、そして息が長い商品が多く、纏めるとソコソコ売れている数字になるので、廃番が難しい。 しかし、其のままだと、サンプル帳に新しさがない、商売としては、資金効率が悪すぎる、いや、もはや商売でない位、悩ましい分野なんですね。
そして、高くても20-30ドルの織物が、合理性のない価格、5万円前後が実売価格として売られている、輸入織物の方がマーケットを侵食。 高額が良いものと勘違いさせるメーカーが、小さなマーケットの中でそこそこの量を売るので、本当に良い織物を作って販売する我々のやる気を削ぐいてしまいます。
諦めずに、世界各地の工場で、毎年数百点の図柄を見てまわっています。 漸く、これはと思うものを見つけ、即決で製品化ことを決めた思い出です。 元の図案にはない部分、少しモダンにするためのアイデアとして、一見分からない、小指の爪の4分の1くらいの小さな小さなチェック柄を書き込んで、認識はしないけれど、何となく感じる織物にしています。 大体、地柄に2ミリ程度のチェック柄をフェードアウトさせるよう表現。 細かい組織が作れる糸口数の多いジャガード織機を使用しています。 尚、柄域も日本の椅子にも西洋の椅子の規格のサイズにも合うようにリピートの変更をしています。 チェックがどこにあるか見つけてください。 見つけると如何に緻密に織られた織物であるか理解していただけるでしょう。 価格は、およそ半額の上代設定の9300円/mとお値打ちにしています。 半額にする意味は? 輸入業者でなく、自分で企画する会社ですから、コストも細かく判りますし、日本人を騙して売る様なことがしたく無いだけです。
名前の由来、エリーゼといえば、姉たちがピアノレッスンで弾いていたエリーゼの為に。 先生が週に1回、自宅に来て、三人の姉を指導するのが怖くて、 ピアノを習うことを避けて通りました。 全く触りもしませんでしたが、大人になって、カシオの光る鍵盤が売り出されます。 光るとおりに鍵盤を押すと、多少は弾いた真似ができる優れもので、思わずムダ買い。 結局、直ぐに飽きましたが、勿体ないので、パソコンとキーボードをMIDIで繋げて、MIDIのデータを、カシオでならして、カラオケとかピアノの音色でショパンなどを楽しんでいました。 もう25年以上前の話で、そのMIDIデータは素人が作ったもので、ショパンがところどころで、シッパイするので、レベルは低かった。 其の頃、インターネットをやる人が少なかったのですが、画期的にも、RolandのMIDIデータがネットで買えたのです。 それを鳴らすと素晴らしい出来でしたが、またまた、日本がやらかしたのか、規格が別で、やはり所々音色が違うんですね。 仕方なく、ISA16のローランドのMIDIボードを買って、パソコンで聞いていました。
Pat Metheny の曲なんか、凄い良く出来ていましたね。 ギターの音だけ消して、カラオケでギターを弾いた覚えがあります。
エリーゼのA3のプレゼンバージョンのデジタルカタログは此方へ
https://www.sincol-group.jp/digitalcatalog/textile2023-2/#page246
エリーゼのB5のサンプルバーションのデジタルカタログは此方へ
https://www.sincol-group.jp/digitalcatalog/textile2023-3/#page616
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