Milano Salone Factory tour

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Milano Salone 2024 & テキスタイルメーカー工場見学ツアー 報告

今回もロングステイとなる、ミラノデザインウィークから帰国しました。 今年も、ミラノサローネのプレジデントであり、Porro社の社長であるマリア・ポッロ氏(上写真)に会いに行きました。 忙しい中、わざわざ時間をとってくれ、旦那さんであるフランチェスコさんにポッロ社のバックステージに案内され、1年ぶりの再会。 各国の領事館やVIPが挨拶で列を作っている横で、大阪万博の関係で大阪に来ていた話や、大阪万博でのイタリア館も盛り上げたいなど沢山の情報をいただきました。 私は、前の晩にマリア氏の弟であるピエトロ氏とたこ焼きパーティーをした話。 すでに、ピエトロ氏からたこ焼きの写真をゲットしていて、これがたこ焼きでしょ!と盛り上がりました。 仕事以外でも、イタリアと日本のつながりの一つとして、貢献したい気持ちであります。 そして、お互いに次のインターナショナル事業の成功を夢見ています。

今年のMilano Saloneは、自由にみられるブースが少なく、長いラインに待ってレジスターしてから、さらに待たされて、やっと見れるという具合。 中を見られるまでに30-40分は当たり前でした。 各メーカーへ出入りできない訪問者からは、かなり不評な声も聴かれました。 一応、Saloneの事務局に、声として伝えています。 それでも、毎年、サローネに億単位のお金をかけている各社です。 来年、商売につなげないとならないという意味では、こうした対応と不満の妥協点を見出せるかは少々疑問もあり、時間がかかりそうです。 まずは、日本にいる段階で、メーカーへ目的を伝えてアポイントとることをお勧めします。 アポイントがあれば、10分以内に入れるはずです。

ちなみに、各ブースに入ってみた人達の評価は高い。 特に細部にて、イタリア家具の技術が確認できます。 質感、艶感、触感、センスの高さ、一流といわれる所以が詰まっています。 フォーリサローネも盛り上がっていましたね。 Moooiは個人的に好きで、必ず見に行きますが、ここでも明確に、デザイントレンドの方向性が出ていました。 丸く、ふわふわして、何より、縫製技術を要するデザインの再現が大変である、ここが職人仕事であり、デザインと職人のタッグにこそ、高級ブランドが生きるために非常に重要なポイントが詰まっていました。

イタリア椅子張り織物のトップブランドであり、弊社のパートナーであるMario Sirtori社での工場見学も無事に終わりました。 盟友のジュリオ社長は、かなり忙しく儲かっているといっていました。 それもそのはず、ここ数年、イタリア家具メーカーがミラノサローネに出品する象徴商品での採用率が高い。 今年も、ほぼ全メーカーで張られていました。 その工場を見学でき、プロの私が、彼らの来年のサローネに向けての開発状況など、日本人が知りたい情報を補足していくのですから、参加された方々には喜ばれたと思います。 来年も予定しておりますので、お早めに申しつけてください。 早めに、というのも、高所恐怖症の私は、飛行機は最短距離の便で行きたく、だいぶ前に取りますので、都合がつかない場合があります。

写真のマリトッツオは、ジュッサーノにある 名店 COSOMO のものです。 ミラノから遠いですが、ツーの日本人も買いに来ます。 近くに、ジェラートで有名なお店もあり、スイーツツアーも組めそうです。 

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