
フリスクという名は、 Free School の略です。 無料とか自由参加という意味ではなく、リバティーのフリー。 自由のフリーです。 Schoolは、学校ではなく、集団のことで、自由集団という意味になります。
ブランドを沢山抱えておりますが、その中でもOEMブランドは、今日ではプロが減ってしまい、”要望に応えるのが当たり前”という心構えでは、対応できなくなってきております。 ”やらないなら、他所に持っていく”という姿勢を感じ、OEM先への売上減の恐怖におびえる営業マインドになってしまいます。 なりの果てが、値上げが思うようにならない、値げないとならない金額から、1円、2円、3円というマイナス利益化です。 商売の範囲で言う投資を越えたギャンブル要素が年々強くなっています。
実のところ、資材のOEMは、椅子製造業さんのパートナーシップ、パートナーとして機能することがサービスのメインであり、安売りなどあり得ないのです。 ワタから手配して、織物になり、在庫になり、売れるまでの品質管理と金利、納期管理も大変な作業です。 売った後も、現金化できるまでに更に120日以上かかるのは当たり前。 金利、倉庫や切り出し要員の管理費、バックアップ体制にかかるあらゆる負担を此方が担って滑らかにする部分が、サービス&価格の多くを占めています。 OEMは既に、下請け化してしまい、その割には在庫についての責任は不透明なケースが殆ど。 何時かは、終わりが来てしまう仕事をしているわけです。
流れに任せながらも、今の仕事を無碍にせずに、真のパートナーシップを強めていく指示をしており、辞めようとしているのではありません。 しかし、フリースクール、自分の意思でもっと仕事を見つめないと、働き甲斐が薄くなるのではないかという危機感が私にはあります。 その心構えの名称を付けたのがこの商品です。
再生ポリエステルを84%使用しています。 つい先日、コーラの大手会社が、ペットボトルのリサイクル樹脂を40%使って、ペットボトル製造、それを使っています!!と堂々PRしていました。 世界中の飲料のペットボトルの数は、桁違いに多く、想像できない量です。 当社のペットボトル用ゴミ箱は2日で満タン。 それは、ほんの一部、しかも新品1本でたったの40%しかリサイクル材を使用できませんと宣伝しているのと同じ。 巨万の売上と利益を上げていくのです。 20年以上も使うことがある椅子の素材に使用しても、本当は、なんの役にも立ちそうにないことは想像に難くありません。
が、しかし! 素材が流通している以上、貢献しないわけにはいきません。
上代価格は6500円/mと高く見えますが、リサイクル材を使用したら、真の価格はこれですと言って良い程、手間暇掛かった材料です。 正統派で貢献する、それには、意匠も必要です。 ミックスで遊べる椅子張りに仕上がっています。 10mmのスラブウレタンをボンドで吹き付けて、この商材と張り合わせてから、貼り込んでみてください。 仕上りがぐんと変わり、値段以上のルックスが得られると思います。
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